canon-code.com | 26,400円引き Analog Man King of Tone

＜コメント２＞ 通常のディジョルジオとは異なるラベルで、製造年の記載がありませんが、 ホルヴァス製のクローバー型ペグや、３枚のゴールドラベルなどから60年代の製造だと類推しています。この時代は、本来バイオリンなどの弦楽器ブランドとしてスタートしたディジョルジオ社が、ギター製造のみに専念するようシフトした時代だったそうです。また、60年代は、多くの音楽ジャンルが最頂点を迎えた末にフュージョン化が始まる時代背景があり、このギターは当時の多国籍的でボーダーフリーな音楽シーンが反映された印象の一本です。 まず、意匠面の特色を大きく2点、ご紹介します。 　①ペグは製造当時のオリジナルです。製造から50年以上が経過したビンテージ・ディジョルジョ特有のパーツで、ペグのツマミがクローバーの形をしています。長年の使用や経年により、変色が見られ、また、１弦のツマミに磨いた跡があります(画像を複数ご参照ください)。ですが、1.)ペグ製造元のホルヴァス社は現存せず、このギターが貴重なビンテージものである証しの一つとなること、2.)古い割には精度が良く、特にストレスなくチューニングや演奏が出来ること、3.)部品の欠損が特に無い、などの理由からペグは交換しておりません。 　②ナイロン弦ギターの割にネックが細め/薄めです。他ジャンルのギター(アコギなど)との持ち替えが容易かと思います。フュージョン化の時代において、様々なユーザーに適応しやすいよう細め/薄めなネック形状が採用されたのかもしれません。女性や手の大きくない方などにもオススメです。 次に音色ですが、ボサノバギターの割にサスティンが伸び、音が籠らず素直に鳴ってくれます。最高級ブラジリアンローズウッドを採用した総単板のギター、かつ製作から50年以上が経過して材がしっかりと乾燥し、趣きたっぷりの枯れた温かな音色です。ディジョルジオの割に音量があり、倍音が多いため、主観ですが開放的な雰囲気を強く感じます。倍音が多めなのは、モノラルからステレオ録音へと移行する時代背景に適応するためだったのかもしれません。フュージョン化の時代の楽器らしく、開放的で洗練された音から、幅広い音楽ジャンルに溶け込みやすい汎用性の高さを感じます。 [パスワード２文字目「産」]

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少し厳しいです…50500円はどうですか？